第十三回 バルブ(弁)

アレとかアレとか

こんにちは、なっとくユーアイ塾のお時間です!
突然ですが今回のなっとくユーアイ塾から怒涛の「配管シリーズ」が始まります。記念すべき第一回目は「バルブ(弁)」です。配管に付いているアレとかコレとかです。
正直に申しますと配管については私勉強不足で全然分かりません……なので今回はみなさんと一緒に勉強していきたいと思います!

 

バルブ(弁)とは

バルブとは配管を通る流体(気体や液体のこと)の出入りを開閉あるいは調節するものを言います。
種類もいくつかあり、それぞれ用途や流体の種類、配管の寸法などによって使い分けています。今回は5種類のバルブをご紹介いたします!

ゲート弁
他の呼び方:ゲートバルブ、仕切弁

出典:カクダイ

・弁体を上下させることによって流体を制御する弁
・中間で止めてしまうと振動や浸食が起こるため流量調節には適さず、全開or全閉で使用します。
・開閉にはハンドルを複数回回さなければいけないのでちょっと大変。ハンドルの形は車輪型のよく見るヤツ。
・流体をバッチリキッチリ止める性能がとても高い。
・圧力損失(流体の勢いの妨げ)が極めて小さい。
・小口径から大口径まで適応できます。

ボール弁
他の呼び方:ボールバルブ

出典:カクダイ

・一直線に穴の開いたボール型の弁体を回転させることによって流体を制御する弁
・中間で止めてしまうと本体とボールの間に流体が溜まってしまうため、全開or全閉で使用します。
・ハンドルを90度回転させるだけなので操作性がナイスです。ハンドルの形はレバー型。ガスの元栓にこの仕組みが使われています。
・弁体にあける穴の方向を増やせば簡単に三方弁になります。
・弁体を支える部品に樹脂が使われている場合、高温(200℃以上)の流体には不向きです。
・おなじく流路がまっすぐなゲート弁は縦に幅を取るけれど、その点ボール弁はコンパクトにすることができます。
・圧力損失が極めて小さい。
・大口径には適しません。

グローブ弁
他の呼び方:グローブバルブ、玉型弁、ニードル弁(バルブ)、アングル弁(バルブ)

出典:カクダイ

・隔壁に設けられたシート面に弁体を押しつけることによって流体を制御する弁
・中間開度で使用できるので流量の調節と開閉どちらにも使用できます。
・ハンドルは車輪型。水道の蛇口はこの仕組みです。
・流路がまっすぐでないため圧力損失が大きい。
・大口径には適しません。

チャッキ弁
他の呼び方:チャッキバルブ、逆止弁、チェックバルブ

スイングチャッキ弁
出典:清水工業株式会社

・弁体の背圧によって逆流を防止する弁
※たとえばポンプで送水している場合、逆流が発生してしまうとポンプの故障に繋がるので
・スイングチャッキ弁においては圧力損失が小さく、縦配管(下→上)にも使用できます。
・他にもバネの力で弁体が開閉するものなど種類色々。

バタフライ弁
他の呼び方:バタフライバルブ、バタ弁

出典:巴バルブ

※3Dで動かすパワーはありませんでした

・ホテルの回転ドアよろしく弁体を回転させることによって流体を制御する弁
・中間開度でも使用できるので流量の調節と開閉どちらにも使用できます。
・ハンドルは車輪型とレバー型どちらもあり、車輪型のハンドルは大体の確率で横向きに付いています。レバーはつまみっぽいものが付いてることが多いです。
・スリムなボディが売りで狭い場所にも設置できるのが特徴。
・部品にゴム素材が使われている場合は高温・押圧の流体には不向きです。そんなときはメタルに交換すれば大丈夫。
・圧力損失が比較的小さい。
・小口径から大口径まで適応できます。

配管の間にはこんなものが挟まっているんですねぇ。
しかしこんなこと言われても特に身近なもんでもなし、ぱっとみ見分けも付かんし……と思っている方。いいえ、意外とバルブはそこらじゅうにあります。あるったらある。

ホントにあるから信じてもらうためにちょっと街中歩いてみてバルブを探してみようと思います。レッツゴー!

バルブ探索隊

第一バルブ発見。
こちらガスボンベのバルブです。居酒屋さんで働いたことある方もお馴染みですね。
このバルブは「ゲート弁」です。ハンドルの形と縦長感が見極めの決め手です。

 

 

こちらはどこにでもあるガスメーターです。
ここにもいっぱいバルブがあります!やったぁ!
一番左の配管から来たガスを二手に分けてますね。分岐点の直前にバルブ、それからメーターの直前と直後にもバルブがあります。
メーターの取替や修理のときを配慮した配置っぽいですね。このバルブは「ボール弁」です。ハンドルがポイントです。

 

次は歩いているとよく見つけるマンホールの中。
家庭に水を送っている水道配管です。地面に埋まっているのは戸建てのものですね。青いのがメーター、その隣にハンドルがあります。このハンドルは「ゲート弁」かなぁ。つまみのボール弁の場合もあるらしいですけどねぇ。
とにかくこれはいたずらとかで締めたりしたらダメな代物です。

 

 

これはマンションの玄関横にある扉を開いたらあるガス配管です。
「ボール弁」です。

 

 

 

これはマンションの壁面に沿った配管の地上付近にあったバルブです。
上から流れてくる排水管なんじゃないかと思います。右の大きいのが「ウエハ式チャッキ弁」、左が「ゲート弁」。
ウエハ式チャッキ弁というのは、バタフライ弁みたいに円盤の弁体をしているのですが、まんなかでパカッと折れて流体を通し、逆流してきたらシュッと円盤に戻って逆流を防ぐんですねぇ。

 

他にもウォーターサーバーのコレとか、浮輪の空気入れるところとか、バルブっていうのは本当にどこにでもあるのです!!!
それになんて言ったって我々人間の心臓には立派な弁が二個も付いている!!!心の中にいつもバルブ!!!

 

中々有意義なエア散歩でした。ありがとうございました。
次回は「まだまだある弁の世界」です。お楽しみに。

 

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