第十二回 ボイラーからガス給湯器

こんにちは、なっとくユーアイ塾です。

給湯器(男性)「ボイラーなんかやめてオレにしなよ…」

なんと今回は……あからさまなセールス回です!!!
その名も「ボイラーからガス給湯器への交換」!!!!カンタンに言えばボイラーやめてガス給湯器のマルチシステム(詳しくは前回)にしようぜっていう宣伝です!!!
宣伝と言っても真面目にご説明しますのでお付き合いお願いします!!!

でもめっちゃアピールしちゃうから覚悟しといてよね!!

ボイラーの種類

まず肝心のボイラーのことからお話しようと思います。
ひとことにボイラーと言っても種類は様々、語っているとめちゃくちゃに長くなる(確定)ので今日はその中からガス給湯器に交換すればお得になる可能性があるボイラーに絞ってご説明していきます。

真空式温水ヒーター
使用施設例:ホテル、介護施設、温泉施設など温水を必要とする施設

缶内を減圧して真空状態にすることで熱媒水を100℃以下の低温で沸騰させ、その蒸気が熱交換器表面で水滴になり熱交換器内の水を昇温し温水を作る仕組み。
通常のボイラーは圧力のかかった缶体で高温水や高温蒸気を作るので取扱いに危険が生じ講習を受けたり資格を取ったりした人間でなければ扱ってはいけないと法的に決まっているのに対し、真空式温水ヒーターは缶内を低圧にして減圧沸騰させることによって危険度を下げ素人でも扱えるようになっております。
簡易ボイラーなんて呼ばれ方もしますが、法的にいえば真空式はボイラーではありません。だから本名は真空式温水ヒーター。

無圧式(開放式)温水ヒーター
使用施設例:ホテル、介護施設、温泉施設など温水を必要とする施設

こちらは熱媒水が大気に解放されていて、缶体に圧力がかからない仕組み。
大気圧で運転し、なおかつ沸点以下の温水を取り出すので危険が少ない。
高圧による膨張や破裂の恐れもないので真空式と同じく法的にボイラーに該当しません。当然資格も必要なし。だから本名は無圧式温水ヒーター。

炉筒煙管ボイラー
使用施設例:食品や化学工場といった温水の他に蒸気も必要とする施設
図が分かりづらかったら各自で調べてほしい……これが限界だから……。

やったね!これは正真正銘ボイラーです!!!使うなら資格取ってよね!!
横向きになった缶内に水をたくわえ、燃焼室(炉筒)でバーナーを燃やします。
発生した排ガスは炉筒を通って折り返し、さらに多数の細い煙管を通って蓄水を昇温し蒸気を作ります。(折り返しが1回なら1パス、2回なら2パスなんて言われます)
温水も作りたい場合は生成した蒸気や排ガスを利用して熱交換します。

給湯器に乗り換えなさる施設さんは大体この三つのうちのどれかを使用されています。
中でも簡易ボイラーとも呼ばれている真空式温水ヒーターや無圧式温水ヒーターは給湯器に取り替えるとお得になるチャンスが高いです!

なにがそんなにお得なの!

実際なにがどうお得なのか、みなさんが知りたいのはそういうところだと思います。
分かります、ご説明します。

①でっかいボイラーとおさらばできる!

 ボイラーは大きい。大きいし丸いし場所を取る……。
 しかしそれを給湯器にすれば機械室なんて必要ないし、なんなら屋外に設置できるし、しかもスマートに収まってくれます!

     

これがこう!!!!!どうだ!!!!

 

②マルチシステムは能力を調整できるから無駄なエネルギーを使わない!

 ボイラーは施設の給湯をすべて一台でまかなっていることが多く「お湯ちょ~~っとだけほしいなぁ(>_<)」ってときにも一生懸命頑張って稼働してくれます。健気でいいですが無駄なエネルギーが消費されがちです。
 その点給湯器のマルチシステムは要求された湯量や温度に応じて一台ずつ稼働していくので必要最低限です。

 

③ボイラーは故障したら大変!

 ボイラーは施設の給湯をすべて一台でまかなっていることが多く、故障すると代わりが効かないためどこからもお湯が出ないようになってしまいます。
しかも「もう交換するしかないですね……」と言われてしまうとお湯が出るようになるまで数日から数週間かかることも。
その点給湯器のマルチシステムは連結している場合故障した一台を他の給湯器が補う形で運転するため、急にお湯が出なくなった!ということがなくなります。

 

④ボイラーからボイラーの交換は時間が掛かる!

 故障、あるいは寿命でボイラーを交換しなければならない、というとき次の装置もボイラーにするか、それともガス給湯器にするかという選択を迫られるかと思います。
お湯の問題は急を要する場合が多いです。一刻も早くお湯をください、というとき、もしボイラーを選択すれば恐らく「在庫がないので即納はムリです~」と言われる可能性が高いです。絶望ってやつです。
さらに即納が叶った、あるいはべつに急を要していないとしてもボイラーからボイラーの交換には施設の休止を三日ほどもらう必要があります。
三日はキツイ!さすがにキツイ!しかしガス給湯器のマルチシステムに移行することを選択すれば施設の休止は一日のみで済みます!

どうですか?お得では?色々便利では?

そういえば蒸気も必要な施設はどうやってガス給湯器にするの?蒸気も給湯器で作れるんかいな?というごもっともな疑問が湧いてきますが、そういう場合は給湯と蒸気を分担して、給湯をガス給湯器マルチシステムに移行させ、蒸気生成を既存のものより小さくしたボイラーにするのです。そうすることによって燃料や運転費用の削減に貢献できるのです。
ほらほら、ガス給湯器マルチシステムは怖くないですよ?ボイラー代えたいなぁと思っている施設管理者様、どうか御一考してみてくださいね!

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