こんにちは、なっとくユーアイ塾です。
前回の更新から、もう2年!? 光陰矢の如し、更新かたつむりの如しです。
さて、今回から数回連続でこれまでとは少し違った方面のお話をしたいと思います。
今回のテーマは、ずばり「ろ過機は誰から買うべき?」です!
ろ過機って誰が売ってるの?
野菜を買いたいなら八百屋に、本を買いたいなら本屋に、ろ過機を買いたいなら「ろ過機屋」に……?
ろ過機が欲しければ……? |
さて、新しくお風呂やプールを作ろうと思ったとき、「ろ過装置」は必需品です。
(え?「ろ過装置」が要らないときもある?むしろ置きたくない? → ろ過装置をどうしても設置したくないという貴方はこちらへ!)
当然のことながら、500L以上の水やお湯をろ過できる業務用のろ過装置はホームセンターには売っていません。
では、業務用ろ過装置は誰が販売しているのでしょう?
② 商社
③ 設備業者
④ 水道工事業者
どん!一般的には以上の4者が主な販売者です。
「う~ん、メーカーから直に買えるのなら、どう考えてもそれが一番良いんじゃないの?」と思ってしまった方!
そのお考えはごもっとも!(むしろ、ろ過装置メーカーの弊社としては推奨していきたい考え方ですね!)
……なのですが、実際はそう簡単ではありません。
なぜなら、ろ過装置は「購入すればそれで終わり」の製品ではないからです。
では、それを踏まえて、それぞれの長所と短所を簡単に見ていきましょう!
エントリーNo.1 メーカー
我、創造主ぞ? 何でも知ってて自由自在ぞ?
メリット
安い
仲介業者がいない以上、基本的に価格は下がります。
技術面での安心感
また製作している張本人(会社)ですので、機械について技術的な相談をするには最適です。会社によっては特注対応も可能ですし、特殊な現場であるほど安心感が増すでしょう。
機械の不良に強い
メーカーと直接契約するため、使っていくうちに故障や不良が出ても、メーカーサポートを迅速に受けられます。また修理で部品交換等が必要になっても、直接取引であることから割安で行える場合が多いです。
デメリット
取付・メンテナンス費用が別途必要
ろ過装置は「買えば終わり」の機械ではありません。機械を購入した後に、設置工事を行い、その後も定期的にメンテナンスをする必要があります。
が、メーカーはあくまでメーカーです。
工事やメンテナンスを得意としていない会社の場合、工事やメンテナンスはほとんど外注になるため、総合的に見ると導入費用が高額になります。
取引相手としての不安感
業務用ろ過装置メーカーはほとんどが中小企業です。数百万円する耐用年数の長い機械を小さな会社から買うのは(いろんな意味で)怖いな~、というのがお客様の本音ではないでしょうか。
もちろん、各社そういった不安を拭う企業努力を重ねていますが、さすがに大手の安心感には敵いません。個人的には、メーカーから購入する場合、これが最大のデメリットになるのではないかと思います。
業務用ろ過装置メーカーに中小企業が多いわけ
家庭用浴槽とは違い、業務用浴槽には「標準」というものがありません。形、深さ、湯量、温度、水質、入浴頻度……施設ごとに千差万別です。
すなわち、業務用ろ過装置は現場ごとに細かな特徴を掴んで導入することが必要な機械なのです。(浴槽容量や熱量だけで判断して導入することもできますが、環境とうまく適合しない場合、あとからトラブルが続出します)
画一的な生産・設置・アフターサービスを行うことが難しい製品なので、大手の参入が少なく、自然と中小企業の多い業界となっているのです。
エントリーNo.2 商社
全国規模の安心感! 下々の民(中小企業)よ、ひれ伏すが良い!!
メリット
(比較的)安い
まとめ買い価格でまとめ購入をしておいて、それをひとつずつユーザーや他の業者に販売したりします。いずれにせよメーカーから直接仕入れているので、それなりに安価です。
大手の安心感
メーカーとは反対に、全国規模の大手企業が多いため、取引相手としては安心感抜群です。また各都道府県に支店があるため、地方のお客様にとっては特に窓口として適しています。
デメリット
工事、メンテナンスはすべて別途
商社は「物を売る」のが仕事ですので、自らが工事を行うことは基本的にありません。よって、商社から購入する場合は、取付工事について別途段取りを行う必要があります。
工事のできる会社に取付けを頼むことになるため、工事費用が割高になったり、その分の手間が増えたりします。
アフターサービスの問題
年数経過で故障等が生じた場合、直接メーカーに問い合わせることになります。ただ、商社を通じて販売した製品なので、メーカーとしては現場の細かな状況を把握していません。そのぶん、どうしてもトラブル対応の初動は遅くなります。
エントリーNo.3 設備業者(サブコン)
総合力なら負けないぜッ!なんでも相談してくれや!
メリット
とりあえず何でも相談できる
設備業者は自分が機械を作るわけでも、工事を行うわけでもありません。ですが、メーカーにも商社にも工事業者にもツテがあり、必要に応じてすべて手配してくれます。
また商社に比べると特定の分野に特化した会社も多く、そういった場合は知識量もノウハウも豊富です。「とりあえず、なにかあったらココに連絡!」という安心感がほしい方にはおすすめです。
その後の管理も安心
導入しておしまいではなく、その後も定期メンテナンス等、機械の管理を請け負ってくれる会社が多いです。
デメリット
価格は上がる
当然のことではありますが、メーカー(生産者)とエンドユーザー(利用者)の間に入る者が多いほど、価格はそのぶん上乗せされていきます。商社からは安心感を、設備業者からは利便性を買っているわけですね。
エントリーNo.4 水道工事業者
気軽に相談!すぐに対応!地元密着・町の工事屋さん
メリット
すぐに来てくれる
水道工事業者は地元密着型がほとんどです。管理している範囲が狭いぶん、顧客に対しては密に対応してくれます。「今日朝からちょっと機械がおかしいんです。見に来てくれませんか?」という依頼に一番迅速に応じてくれる業者です。
デメリット
機械価格が上がる
水道全般への対応が可能な業者ではありますが、逆にいえばほとんどが一般的な水道工事であり、ろ過装置を取り付ける機会はそれほど多くはありません。その結果、いざろ過装置を用意するとなると、複数業者を介して購入する形になることが多いです。そのため、どうしても価格は上がりがちです。
まとめ(仮)
以上、各業者からろ過装置を購入する場合のメリット・デメリットを見てきました。簡単にまとめると次の表のようになります。
|
メーカー |
商社 |
設備業者 |
水道工事業者 |
価格 |
◎ |
◯ |
◯ |
△ |
工事・メンテ費 |
△ |
△ |
◯ |
◎ |
機械技術力 |
◎ |
△ |
△ |
△ |
現場技術力 |
△ |
× |
△ |
◎ |
会社の安定性 |
◯ |
◎ |
◯ |
△ |
「メーカーから買うのが一番いいじゃない!」と簡単に順位を付けられないことがおわかりいただけるでしょうか。
メーカーから離れるほどに工事が得意になり、逆に価格等は上がっていきます。
「誰から買うか」というのは、すなわち「何を重視して買うか」という話なのです。
ですので、ろ過機を買おうと思ったときは、まず「自分は何を重視するのか」ということを考えることが大切です。
と、通常ならここで「ではまた次回~!」ときれいにまとまって終わるはずなのですが!!
ちょっと待った!!!!
メーカーは工事が苦手、工事業者からは安く買えない。これが今回ご紹介した法則です。
ですが、中にはメーカーなのに現場経験が豊富で工事が大得意な会社、すなわち「本体価格も安くて詳しく、工事も安くて安心な会社」があるのです。
え?それはどこだって?
もうおわかりいただけましたよね?
なぜって、このコーナーの名前は、なっとくユーアイ塾!
そう、弊社です!!!!!
弊社はメーカーとして発足し、今に至るまで約30年、自社での設計・製造・施工・メンテナンスという自社一貫体制にこだわって参りました。
なんと自社で当たった現場数は3000以上。技術者の多くが経験年数20年以上の精鋭です。
お風呂に対して機械性能が不足することがないのはもちろん、過剰な性能を備えた機械をおすすめすることもありません。
その現場に最も応じた無駄のない機械を設計・製造し、トラブルなく長く使っていただける形で設置・施工を行います。基本的に外注をしないので、その分価格も抑えられます。
導入後、もし何かあっても弊社にご連絡いただければ、現場はすべて把握しておりますので、たらい回しにはなりません。
すなわち、
+
=
(自社一貫パワー!) |
ということです!!!!!!!
表にすると以下のようになります。
|
弊社 |
価格 |
◎ |
工事・メンテ費 |
◎ |
機械技術力 |
◎ |
現場技術力 |
◎ |
会社の安定性 |
◯ |
え?安定性は?という感じですが、まあ、その辺は見栄を張らずに正直に申告をば……だ、だって弊社は口が裂けても大企業とは言えないので……い、いえ、もちろん日々その点についてものすごく企業努力はしておりますけれども……やっぱりどうしても……(ごにょごにょ)
まとめ(真)
ということで、本記事をまとめると、
<ユーアイ技研の頑張っている点>
・設計から製造・施工・アフターサービスは自社一貫。基本的に外注しません。
・そのため、無駄がなく、安価かつ迅速に導入が可能です。
・導入後、万が一トラブルが起こっても責任をもって解決します。
以上です!
では、また次回をお楽しみに~!
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