これはビッグベン
こんにちは、なっとくユーアイ塾です!
さて今回は予告通り「まだまだあるよ弁の世界」ということで、自動弁についてお話させていただきます。
前回はハンドルを回して手動で流体を調整する弁をご紹介させていただきましたが、配管まわりには流体の力で色々してくれる弁も存在するんです。今回は3種類をご紹介します!
減圧弁
出典:ベン
バルブの二次側(出口側)の流体圧力を一次側(入口側)の流体圧力より低くし、それを保持する調整弁。
供給される流体の圧力が高すぎたり変動したりする場合、ポンプなどの機器が破損する恐れが生じ危険なので、減圧弁を使って適した圧力まで下げて安定させなければなりません。
仕組みとしては、流体の圧力で弁体が下方向に押され(青矢印)二次側に流れるのですが、圧力が高くなると弁体が上方向にも押され(赤矢印)流体が常に調整される、と言った感じ。
●設置する場所
給水入口など
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安全逃し弁
蒸気・ガスまたは液体の圧力容器および配管系統で、一次側の圧力が上昇してあらかじめ定められた圧力になったとき、自動的に弁体が開き圧力が所定の値に降下すれば再び弁体を閉じる機能をもつバルブの総称。一次側の圧力が上昇したときにしか弁体は開きません。
仕組み的には減圧弁と同じで、流体の力によって弁体の開閉をします。※排出された流体が噴き出ると危ないので、二次側には管やチューブを接続して安全なところまで導いています。
一応安全弁・逃し弁と別れてはいますが、最近では蒸気・ガス・液体どれにでも使える安全逃し弁というものも存在します。
安全弁
出典:ベン
流体が蒸気・ガスのときのみ安全弁と呼ばれます。
●設置する場所
圧力容器・ボイラー機器・配管など
逃し弁
出典:ベン
流体が液体のときのみ逃し弁と呼ばれます。
●設置する場所
給水配管・圧力容器・減圧弁の二次側・冷温水機器など
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空気抜き弁
出典:ベン
水機器、水配管などから空気を自動的に排出する自力式のバルブ。
給湯設備などの配管や機器などに空気が溜まると流体の流れが悪くなるので、それをふせぐための弁です。
こちらも空気抜き弁に空気が溜まっていくと、その空気に押されて弁が開き溜まった空気が排出される仕組みになっています。空気が溜まったときにしか弁体は開きません。
●設置する場所
配管や機器の頂部などの空気が溜まりやすい位置
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なんだか同じような用途で違う名前だったりしてややこしいですが、いかがだったでしょうか?
事故を防ぐため、こんな弁たちも役に立っているんですね。感心です。
では今回はこのへんで。
次回は「配管継手」についてご紹介しようと思います。
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